SQLとリレーショナルデータベースの基礎を学んでみましょう。
Structured Query Language(SQL)
Structured Query Language(SQL)とは、リレーショナルデータベース(RDB)を
操作する言語で、ANSI、ISO、JISなどで規格化されています。Oracleに限らず、
異なるRDBでも同じように使用する事が出来ます。
SQLを用いて次のような操作をすることが出来ます。
SQL文 | 内容 |
SELECT | 問合せ(検索) |
INSERT | 行の挿入 |
UPDATE | 値の更新 |
DELETE | 行の削除 |
MERGE | 行のマージ |
CREATE | オブジェクトの作成 |
DROP | オブジェクトの削除 |
ALTER | オブジェクトの定義変更 |
TRUNCATE | 表の切り捨て |
GRANT | 権限付与 |
REVOKE | 権限の取り消し |
COMMIT | トランザクションんお確定 |
ROLLBACK | トランザクションの取り消し |
SAVEPOINT | セーブポイントの設定 |
リレーショナルデータベース(RDB)
行、列
表形式の縦軸を列(COLUMN)、横軸を行(ROW)といい、行と列の交わるところを
フィールドといいます。フィールドにはただ1つの値が格納されます。
あるいは値が無くてもかまいません。値がないことや値が不明であることを、
NULL値という値で表現します
主キー
表には、主キーと呼ばれる列または複数の列の組み合わせが存在し、表内の行を
一意に識別する事ができます。主キーは必ず値が存在(必須:NOT NULL)し、
重複した値であってはいけません(一意:UNIQUE)。
外部キー
外部キーは、他の表または自分の表の主キー列または一意キー列を参照し、
異なる行を関連付ける事ができます。列の値と値で行を関連付けることを
リレーションシップといいます。
外部キーを宣言した列は、参照元の列に存在する値か、
またはNULL値でなければなりません。これを『参照整合性制約』といいます。
また、重複した値を許さないことを『一意制約(UNIQUE制約)』、
値は必ず入力しなければならないことを『NOT NULL制約(必須制約)』といいます。