日本は輸出入の貿易によって成り立っている国ですよね。
そんな私たちの身近だけど奥の深い貿易の仕組みについて学んでみましょう。
貿易と商社
私たちのまわりにある食料品や自動車、さまざまな薬品に至るまで、
その多くが輸入や輸出による貿易により取引されたものです。
実は、その多くが『商社』による仲介取引によって
私たちに届けられているのです。
ここからは、貿易の中心となる『商社』に軸をおいて見てみましょう。
商社による仲介取引
仲介取引と口銭
商社は、売り手と買い手を結び付けて取引仲介を行う事により、取引先から
得られる手数料が利益となります。この手数料のことを
『口銭』と呼びます。
売上・仕入の同時計上
仲介取引は買先から売先へ商品を『直送』する取引が大きな割合を占めています。
この取引では、実質的に在庫所有を伴わない取引形態のため、仲介を行う商社では、
会計上、売上と
仕入(売上原価)が同時に計上される事になります。